第19回日本内分泌学会中国支部学術集会

会長  谷口 晋一

鳥取大学医学部地域医療学講座 教授

 この度、第19回日本内分泌学会中国支部学術集会を開催させていただくことになりました鳥取大学の谷口です。

 内分泌臨床の面白さは、体内のホメオスタシスを既存の体系のなかで考えながら、さまざまな症候から思考を組み立てて診断に結び付ける点かもしれません。さらに、新たな薬剤による治療の発展もめざましいものがあります。そして、臨床をするうえで、多くの専門診療科と協力して診断治療をおこなう点も特徴的です。このような内分泌学の醍醐味を、ぜひ若手の先生方に感じてもらいたいと考え、今回のテーマを「多様性から生まれる内分泌学の発展ー世代・地域・専門を超えてー」といたしました。内分泌臓器は、古典的なホルモン分泌器官をこえて心臓や脂肪・筋肉など、予想できなかった臓器も内分泌機能を持つことがわかってきました。その面白さに加えて、内分泌臨床に関わる職種や専門家も多様です。さまざまな専門家が症例を通じて、ひとつの疾患の診断治療にせまるエキサイティングな分野です。ぜひ、多くの演題と踏み込んだディスカッションが生まれたらと願っています。

 特別講演には、金沢大学附属病院 核医学診療科 教授の絹谷清剛先生をお招きし、内分泌疾患の診療に大きな役割を果たす核医学の最新知見についてご講演いただきます。また、JES We Can企画では、島根大学の山内先生を中心に「内分泌疾患の手術を円滑に行うための診療科連携」として、関連する診療科の若い医師が興味をもてる内容を企画いただきました。学会会場は米子駅からアクセスのよい米子コンベンションセンターとしました。晩夏の鳥取での開催となりますが、鳥取県西部の米子地区には、伯耆富士の大山を背景に、美しい弓ヶ浜海岸があります。また、新鮮な魚介類や特産の二十世紀梨など、この時季ならではの食体験もできます。この機会に、ぜひ山陰を楽しんでいただけたらと思います。

 次世代の内分泌診療にかかわる人たちを含め、多くの皆さんの参加をお待ちしております。